焦らないで、自分にベストな時期をみきわめよう!
早め結婚vs遅め結婚、どっちがシアワセ?
結婚に踏み切れない― 晩婚化のその理由は?
いうまでもなく、結婚は自分のためにするもの。焦ったり、人と比べたりする類のものではない。けれども、やはり気になるイマドキの結婚事情。結婚情報サービス・オーネット広報の篠塚涼子さんは、ここにきて女性の晩婚化が進んでいると話す。「2000年の国勢調査によると、25〜29歳の間に結婚した女性は全体の52%。ただそれが(独身時代に)各自が思い描いていた理想の結婚年齢かといえば、そうともいえないようです。今、未婚女性は年齢的な焦りを覚えたり、将来に対して漠然とした不安を感じたりしている。たとえ交際している相手がいてもなかなか結婚に踏み切れない人が多いのが現状のようですね」
なぜ、うまくタイミングがつかめなくなってきているのだろうか。「まず価値観が多様化したこと。安定するけど自由が制限される結婚か、不安定だけど気ままに暮らせる一人暮しか、どちらを選んでもいい―。そんなふうに選択肢も増えたぶん、迷いも多くなってきた。さらにいえば人間関係も希薄になり、迷ったときに相談にのってくれる年長者も少なくなってきていますからね。みんな自分で決断してくしかないんですよ」
あなたにとってベストな結婚の時期はいつなのか。この特集の中でじっくり考えて行くことにしよう。
ベストな時期は十人十色だから…シアワセな結婚をするために必要なことって何?二十台を生きていく上で、大きな選択肢となる“結婚”。“ひとり”の女性として、ベストなタイミングで“ふたり”になる―。そのハッピータイミングのつかみ方って?
結婚のハッピータイミングはひとつではなく、人の数だけある
「早婚と晩婚。どちらが女性の人生にとって幸せか。結局答えなんてないんじゃないかな。20代は人生の中でも情熱や体力に満ち満ちている時期。そのエネルギーをぶつける対象が、仕事だったのか、家庭だったのか、あるいは自分の夢だったのか。後で振り返って違いがあるとすればそれだけ。人によって順番が違うだけなんです」
この時期に結婚するのが一番幸せ……と誰もが納得する“結婚適齢期”など存在しない。人の数だけ適齢期はある、と槙村さとるさんは言う。「人生を共にするパートナーにいつ出会えるのか。それは運命の神様のみぞ知ること。いくら早め婚願望が強くても、なかなか出会えないこともある。逆に遅め婚を希望していても早くに出会ってしまったら、そこでくっつかずにはいられないもの。だから、流れに身を任すしかないでしょうね」
早婚、晩婚以前に、出会いのタイミングはなかなか思い通りにはいかないもの。そこで悩んだり、迷ったり、ジタバタするのは辛い。でも、そうやってみんな大人になっていくのだ。「ただ25歳を過ぎたらもう“早婚”とは言えなくなるから。早婚願望が強い人も、今さらウジウジ悩むのはやめましょう(笑)。今の時点でまだ出会っていないということは、まだその時期じゃないってこと。じっくり考えてみれば、他にするべきことが見つかるはずなんですよ。なのに『なにがなんでも1年以内に結婚する!』なんて焦っても、いい出会いなんてないですよ」
焦る気持ちはわかる。でも長い人生の中では、20代半ばはまだスタートして間もないところ。だからもっとゆったり構えてみよう、と槙村さんはアドバイスしてくれる。「結婚が遅れているからといって『もう私の人生終わりだわ』と思うのと『まだまだこれからよ』と思うのでは、それからのその人の輝き方がかなり違ってきます。結婚以外にも幸せで生き生きする状況って必ずあるはずだから。仕事でも、夢でもいいから、今、自分に必要なことはなんなのか考えて、とりあえず前に進んでみて。自分が好きなことがわからない人は、『私、どんな時に楽しそうにしているかな』ってまわりの人に取材してみるといいんですよ。そうやって、進むべき方向を見つけ進んでいく。それが一段落したときにもう一方の道について考えてみればいい。これは早め婚の人にも遅め婚の人にもいえることだけど、しっかり自分と向き合って、自分が10年後、20年後にどんな人生を送りたいのかイメージできるようにしておくのはとても大切なこと。結婚していてもしていなくても、人間、基本はひとりということは変わりないものだから。」
ひとりでも自分の足でちゃんと立っていられる。自分の人生は自分で面倒を見ていく。そんな覚悟と自信があってはじめて、ふたりの生活も成り立つのだということを、しっかり心のメモに記しておこう。
自分を知ることが、いい出会い、いい結婚へのいちばんの近道
ちなみに槙村さんが人生のパートナーであるキム・ミョンガさんに出会ったのは40歳の時だったそうだ。「私は結婚よりも仕事が先でした。というか、20代は、あまりにも仕事に情熱を傾けすぎて、プライベートの部分はほったらかしで。30代半ばになっても、恋愛の精神年齢は10代で止まっていたの(笑)。だから、そこから真剣に男の人と向き合うようになったし、自分はどんな結婚を求めていて、どんな男の人と歩いていきたいのかいろんな本を読んで、結婚や男心について自分なりに考えてみたんです。そこからキムさんに出会うまでの6年間は、今思えば、結婚までの大切な準備期間でしたね。年を重ねると出会う可能性が狭まってくると思うので、みんな焦ってしまうんだろうけど、それは間違い。自分のことが見えてくると、世間の尺度ではない自分にとっての“いい男”も見えてくるから。ハズレがなくなって、かえって出会いやすくなるんです」
急がば、まわれ。最良のパートナーにベストタイミングで出会いたいのなら、なおのこと、ジタバタしないこと。先ず自分の心とじっくり対話してみることが大切なのだ。「重ねて言うけど、一生のパートナーにいつ出会えるかは誰もわからない。でも、だからといって指をくわえてただボーっと待っていても何も始まらないし、いい出会いだってない。時間はむなしく過ぎていくだけ。それはとてもムダなことですよね。だから、500円玉貯金みたいに、毎日少しずつでいの。自分自身を知って今よりもっと素敵になるために、最良の出会いを見つけるために一歩ずつでもテケテケ前に進んでいく……なんてことを繰り返していると、運命の神様は微笑んでくれる。以外とすぐに出会っちゃうものなんですよ(笑)」