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"In the News" Return to #26 - "PhD acquired in Vienna on Folk Dance Research"
(Chunichi Shimbun, 2003/06/15より) ( Kanji Link Generator
ウィーン大博士号取得 郡上踊りの音楽性研究
徹夜踊りで知られる岐阜県八幡町の郡上踊り。オーストリアのウィーン大で民族音楽などを研究する森ひとみさん(45)=滋賀県彦根市出身=が、その音楽性に着目した論文で同大の哲学博士号を取得した。八年がかりの研究成果だ。 森さんは岐阜県の大垣女子短大音楽科卒。岡山県内の音大を経てウィーン大音楽学部へ留学、音楽分析や民族音楽を学び琴の流派による音響の違いをコンピューターで分析して一九九四年秋、哲学修士を取得。翌年三月、博士課程へ進んだ。 博士課程では「郡上踊りは曲数が多く、緩急やおはやしの有無もさまざまで面白い」と論文のテーマに取り上げた。 一時帰国して現地入りし、九六年から二夏の計二十夜分をビデオに収め、音声をデジタル化して音階を分析。庶民的な「民謡音階」と、重厚で落ち着いた「都節(みやこぶし)音階」の二種類の混在を明確にした。 九八年には町民の意識調査を実施し、三百四十五人分の回答を年齢層などで分析。若い世代は初心者も踊りやすい「観光のための踊り」を、比較的年配の人たちは地味な「伝統を保つための踊り」を好む―といった意識の差があることが分かった。背景には郡上踊りの観光化があるという。 こうした音楽性と民族意識に焦点をあてた論文で五月初めに博士号を取得。今後もウィーンで日本古来の音楽の研究を続ける。「日本の民謡は節回しが一回ごとに違い、正確に採譜するのが難しいが、そこに素朴な味わいがある。その素晴らしさを海外に伝えていきたい」と話している。 郡上踊り 400年ほど前、藩主が領民の融和を図るために奨励したのが始まりといわれる盆踊りで、国の重要無形民俗文化財。「かわさき」「春駒」など全10曲ある。毎年7月中旬から9月上旬の夜にかけて踊られ、特に8月13-16日の徹夜踊りは有名。毎年延べ約35万人が訪れる。 Return to #25 - "PhD acquired in Vienna on Folk Dance Research" |
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