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"In the News" Return to #19 - "Reischauer Institute's Andrew Gordon goes gourmet shopping"
(朝日新聞, 2003/03/08 より) ( Kanji Link Generator
『本日のお題』外国人のデパ地下 紀行 「青息吐息」の百貨店業界に、強力な「助っ人」が現れた。日本研究で世界有数のハーバード大学ライシャワー研究所 所長、アンドルー・ゴードン教授(50)が、来日する外国人たちに、「日本の食を知るならデパ地下に行け」と号令をかけているのだ。 そんな教授と、そごう横浜店のデパ地下「エブリデイ」に行ってみた。広さ2400坪 に180店が並ぶ日本でも最大規模のデパ地下だ。米国などではデパートの地下はたいがい駐車場になっている上、日本のように「食」がほぼ何でもそろうフロアがある店は、あまりないという。 まず教授が外国人に指南するのは、デパ地下では「日本全国の食を1カ所で体験できる」ということだ。北海道のホタテ から南は、下関 のふぐ 、沖縄のニガウリ までほぼ何でもそろっている。 日本食と言えば「スシ」「スキヤキ」の外国人にとっては、日本の「日常の食」を体験できる場でもある。教授は菜の花漬け 、地鶏の空揚げ を試食し、岩手 の地酒 でほろ酔い気分になりながら自説を展開した。「1週間日本を旅行しても、夕食は7回。でも、デパ地下なら、1カ所でいろんな日本食が効率的に試食できます」 教授の説によると、デパ地下では日本食の歴史にも触れられる。今どき珍しく、「いらっしゃい!」と威勢のいいかけ声が飛び交い、ひと休みできるちゃみせ茶店コーナーがあり、着物姿の店員もあちこちに立っている 「江戸時代 の買い物風景、街並みが体験できます」という訳だ。 思わぬ「日本らしさ」にも出合える。この日は「フキノトウ 」。「日本文学の中ではよく登場するけど、実物は初めて。わざわざ博物館へ行く必要はないですね」 魚売り場も外国人にとってパラダイスだ。米国にない三枚おろし 、薄造り 、ひらき といった多様な切り方を実地で見られ、魚の種類をラベルで覚えて、「すし屋」の予行演習もできる。 教授の考察はつづく。フロアの地図を見て、「日本人の世界観があぶり出されています」とニヤリ。アジア料理を扱う売り場は、西欧系の8分の1程度の広さしかない。「デパ地下にもあこがれの西洋があり、複雑な思いのアジアがある」と分析した。 約2時間の「視察」を終え、教授の結論は、「京都へ行くより、デパ地下に行け」。 いずれデパ地下が「はとバス 」のコースに昇格する日も近いかもしれない。(文・小田切陽子) ■ 極意三カ条 ■ ●試食でとことん日本味めぐり ●茶店でゆったり「江戸気分」 ●魚覚えて さあ日本通
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