ジャック・トルードーさん(カナダ, セミプライベート)
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| ジャック・トルードーさん |
前回インタビューした許雅晴さんと一緒にセミプライベート授業を受講しているカナダ出身のジャックさんにお話を聞きました。実は、先週皆で一緒に大阪へ旅行に行き、親しくなりましたので、旅行中良く話をしました。つまり、ジャックさん自身は、知らず知らずの内にインタビューを受けていたのです。
黄士魁:「こんにちは、ジャックさん。簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?」
ジャックさん:「はい。モントリオール出身で、母語はフランス語です。それ以外には、英語、イタリア語、ドイツ語を話すことができます。3人の子持ちで、ふたりは男の子、ひとりは女の子。」
黄:「ここに来る前は、仕事をしていたんですか?」
ジ:「はい。コダックに勤めていたこともありますし、マックギル大学で6年間教えてもいました。現職は、マーケティングコンサルタントです。」
黄:「どうして日本語を勉強していますか?」
ジ:「基本的には、日本の文化的なことが好きだからです。この国の言葉ができれば、文化への理解も深まると考えました。カナダには日本を知らない人はいません。しかし、実際に何を知っているかとなると、東京やその周辺に限られますし、外国人も英語が通じるそうしたエリアに集中していますよね。そしてあまり地方を訪ねようとはしません。私は自分で日本語ができるようになって、いろいろな日本を訪ね歩きたいと思いました。」
黄:「YAMASAでの勉強、生活はどうですか?」
ジ:「快適です。ここでの生活を満喫していますよ。先生たちは親切で、インターネット設備の充実ぶりには大満足です。」
黄:「最初はSILACに入学して、その後、SILACでクラスメートだった許雅晴さんと一緒にセミプライベートコースに変更しましたよね。それはなぜですか?」
ジ:「私は勉強後、長期間日本を旅行しようと思っています。だからその時に、本当に人々とのコミュニケーションに役立つ会話力を身に付けたかったからです。SILACはカリキュラムに縛られているので、こうした特化した目的には対応していなかったのです。SILACからセミプライベート授業へのコース変更希望に、柔軟に対応してくれたYAMASAに感謝しています。セミプライベート授業の学習内容は、まさに私が勉強したかったものそのものでしたから、本当に良かったと思います。」
黄:「YAMASAの寮はどうでしょうか?」
ジ:「今現在、ヴィラ3に住んでいます。静かでとても住み心地が良くて、勉強するには大変良い環境ですね。生活するのに何も問題ありません。ただ、強いて挙げるとするなら、ふたつほどリクエストがあります。まずキッチンに小さなテーブルと椅子、そして食器類があると便利ですね。そうでないと、毎度毎度食事の度に勉強机の上の本を片付けて、テレビの前で食事をとらなければなりません。もう一点は、料理台のスペースが小さ過ぎることです。これらがもし解決されれば、私にとっては完璧になります。」
黄:「んんん、どうやらまたデクランさんの仕事が増えそうだ。ところで、これまでに日本のあちこちを旅行したそうですが、その経験から、何か人に伝えたいことがありますか?」
ジ:「これまで、大阪、神戸、名古屋、高山へ行ったことがあります。人々と知り合うのは素晴らしいですね。これで自分の経験を通して、モントリオールと日本を比較できるようになりました。地元に戻ったら、友人たちに日本についていろいろ語れますよ。私にとっての日本文化は、単に伝統芸能や美術ばかりでなく、どんな場所に人々が暮らしているのか、どんなものを食べて生活しているのか、どんは風に子育てをするのかなどなどです。確かに歌舞伎も好きですが、それは私が捉える日本文化の一部でしかありません。今回、他に強い興味を持ったのはラーメンでしたし。」
黄:「YAMASAでのコースを終了した後、何か予定がありますか?」
ジ:「3ヶ月間、日本を旅行します。南から北へ向かって、北海道まで。どこか気に入った街でしばらく滞在するスタイルがいいですね。ホテルに連泊しながら、その地域をくまなく散策するような。その旅行が今回日本にやって来た最大の目的ですから。」
黄:「YAMASAの在校生、そしてこれから入学する人に向けて何かメッセージをお願いします。」
ジ:「皆さん、これはただの個人的な提案ですが、先入観を捨て、心を開いてください。私が思うに、ほとんどの西洋人は、日本と自分の国は大いに異なる国だと考えているような気がします。中には、既に日本に居ながら、ここでの生活への適応に苦慮している人も居るほどです。確かに日本には、未知なもの、不慣れなもの、ありますが、西洋から見て別世界と言うほどではありません。多分、本人が、自分とは異なる人々、文化、食べ物、習慣などを受け入れられないんでしょうね。少しでも心掛けてみれば良いのにと、私は思います。例えば、私は初めてラーメンと食べた時、その味に驚きました。美味かったという意味ではありませんよ。そして2回目からは少しずつ、その味の良さが分かるようになり、今ではラーメンが大好きです。これもひとつの『慣れ』ですね。」
黄:「では最後に、日本の印象をまとめて言うと、どうなりますか?」
ジ:「大好き。人々は親切で礼儀正しくて、他人に敬意を払って生活しています。和食も大好きです。とにかく今は、日本の生活を大いにエンジョイしていますよ!」