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屋久島 1993年に奈良の法隆寺が日本初の世界遺産として指定されたのを皮切りに、日本は現在11の世界遺産物件を有しています。世界遺産とは、「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」、通称「世界遺産条約」で定められた文化財や自然環境などです。2001年12月現在、条約を締結している国および地域は167に上り、日本はその中で125番目に仲間入りしました。締結国一覧表はこちらをご覧下さい。 日本の世界遺産
今回は、1993年12月、世界遺産条約に基づいて自然遺産としては日本で初めて登録された屋久島を取り上げます。登録面積は、島全体の約2割にあたる10,747haを占めています。 屋久島は、九州最南端佐多岬から海を隔ててさらに南南西に60kmほど下った位置にありますが、その複雑な地形のため、小さな島内で多様な植物を観察することができます。島の広さは日本の国土の1000分の1程度に過ぎないにもかかわらず、ここでは約1500の植物種(日本の植物種の7割以上)が見られ、屋久島固有種もおよそ60種に上ります。これに次いで多く固有種を有するのは八丈島で、それが8種類である点と比較すれば、いかに屋久島の植物郡が多様で特徴的かが分かります。バクテリアから菌類、コケ類、シダ類、亜熱帯性広葉樹林、照葉樹林、針葉樹林、高地風衝林など、多様な植物が重層を成しています。 屋久島の名を有名にしているものといえば、やはり屋久杉でしょう。樹齢1,000年以上の杉でなければ屋久杉と呼ばれません。その中でも特に、上屋久町小杉谷で見られる縄文杉は、推定樹齢7200年といわれ、世界最古の植物とされています。 島の面積は約540uで、人口はおよそ14,000人。小さな島に、このように貴重で変化に富んだ自然環境が形成されているのは、島の独特な地形が大きな要因となっています。島内には1000mを超す山が46座あり、その内1500mを超す峰は20座で、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ、栗生岳(1860m)、翁岳(1850m)、黒味岳(1836m)など、九州の高峰7位までがこの島にあります。山頂付近では冬期には降雪も観察され、屋久島は日本で雪が降る最南端の土地なのです。海岸部の亜熱帯性植物から山岳部の針葉樹林帯まで、植物は標高によって重層を成して分布し、また雨量が豊富なため(平地で年間4000mm以上、山岳部では10000mm)、北限種42種、南限種43種を含め、日本のシダ類(約300種)の宝庫となっています。 屋久島への交通はこちらをご覧下さい。
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