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国盛り酒の文化館
岡崎の西、半田市にある国盛り酒の文化館は、日本酒を飲みながらお酒の歴史や作り方について学ぶのにうってつけの場所です。酒の文化館にテイスティングに行くか、コンビニの酒の棚に向かうことになった時のために、ちょっとした心得をここに紹介しましょう。
歴史:日本での水田の耕作は、およそ2500年前に始まったと推測されています。米を原料とする日本酒の製造は、その後始まりました。初めは、米を口に含んで噛んだものを器に吐き出して、それを発酵させていました。この「口噛み」による製法は、何世紀か後になって酵母菌が発見されるまで用いられ、酵母によって酒のアルコール度数が上がりました。 酒は五穀豊饒を祈願するためなど宗教と深く関わりがあり、皇族、寺院、神社などのために、もともとは管理されながら作られていました。しかしながら、時代と共に広く行き渡るようになり、法律に反しながらも一般の人々も製造、消費するようになって行きました。 酒は、社会の中でも大切な機能を果たして来ました。酒に陶酔した中で神を見、信仰心を持つことでコミュニティーの結束を固め、人間関係を円滑なものにしていったのです。そういった背景を考慮すると、酒は一人で飲むものではなく、仲間と一緒に分かち合うものと言えるでしょう。また、先祖の供養のため、食べ物と一緒に供えられました。 製造:蒸留の方法や、用いられる原料の種類、製造過程の質によって酒はいくつかの種類に分けられます。酒は、酒類の中での分類は清酒で、清酒の中でも原料となる米の精米状態によってさらに分類があります。
原料の良し悪しと共に、酒の製造の中で最も重要な要素は杜氏の腕です。最も良い酒は、米、麹(アルコールを作るために必要な菌を含んだ酵母)、天然水から作られます。一般に酒店で購入できる日本酒の90%以上はこれらの原料から作られていますが、アルコールが加えられています。酒にうるさい人にとっては、これらは級の低いものとみなされます。 温度がコントロールし易いという理由から、酒は秋から春にかけて作られます。酒の原料に適した米は、大粒でたんぱく質・脂肪をあまり含まないものです。米粒は、元の大きさの半分以下になるまで表面を削られ、芯の部分だけが使われます。そして蒸し上げられ、麹と水が加えられます。発酵によってアルコール混合物が出来、それからさらに2回、麹、蒸した米、水が加えられます。この状態のものは諸味と呼ばれ、その後粕を濾して分離します。バクテリアを除去するために2回加熱し、そして瓶詰めにされます。
本文は英語ですが、日本酒の作り方が分かるサイトはこちらです。 http://brewery.org/brewery/library/sake_MH0796.html
味わい方:良い酒は、甘味、酸味、辛味、苦味、渋味の5つの味のブレンドと、芳醇な香を持っています。酒を寝かせると、味は柔らかくマイルドになりますが、一般的には酒を1年以上寝かせることはありません。 酒を味わう時の温度は、実に様々で、温める時には「熱燗」、「ぬる燗」、「人肌」など、一方冷やす時には「雪冷え」(およそ5度)、「花冷え」(およそ10度)、「涼冷え」(およそ15度)などがあります。では、お酒を頂く時に覚えておくと良いことをいくつか紹介しましょう。
現在、酒を飲む時はお猪口を使うことが多いですが、これは焼き物が一般的に使われ始めた江戸時代以降のことです。奈良時代には土器が主流で、室町時代には漆器が多く使われていました。またマスを使って酒を飲むことは、現代でも決して珍しくありません。猪口−「ちょこ」の語源は韓国語の「チョンク」とされており、韓国では小さい皿や浅いカップを差します。熱燗をつける時は徳利を使うのが普通で、温める時には徳利をお湯の中に浸けて適当な温度(50度くらい)になるまで待ちます。もっとも最近では、手軽に電子レンジで温める人もたくさん居ます。
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