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岡崎夏まつり花火大会

先週日曜日の午後7時から9時半まで、岡崎の夜空に2万発の花火が打ち上げられました。打ち上げ場所は市内2ヶ所で、岡崎城の前と、大花火の音でビルの窓が割れることがないようにという配慮から、都心から少し離れた矢作川の上です。中には直径30センチにもなる玉もあり、実際に音で200-300mの距離にある窓ガラスを割るだけの威力があります。花火の盛大さが地元の活況ぶりを物語る要素があり、景気が良いときにはより多くの花火が打ち上げられます。

土曜日のこの花火大会は3日間に渡るお祭りの締めくくりに当たり、初日には五万石踊りが、2日目の金曜日にはみこし祭りが開かれます。夏の間に開かれる盆祭りは、先祖を迎えるお祭りであり、またその後安心して先祖を送り出すためにも、このお祭りは重要な意味を持った行事となっています。

岡崎の花火は全国的にも有名で、おそらく日本一と言っても過言ではないでしょう。その歴史は、徳川幕府が開幕した1600年代にまで遡ります。三河地方は徳川家と所縁が深いばかりでなく、日本のほぼ中央に位置するため戦略的にも重要視された土地でした。徳川家康の孫によって、愛知、岐阜、静岡、新潟の一部の地域を除いて火薬の製造は禁止され、これによって徳川家は火薬の製造と火薬を製造する技術を独占的に支配したのです。

封建制の強い時代背景と土地柄もあって、火薬を扱う職人技は親から子へと代々受け継がれ、岡崎には花火を扱う専門知識、設備、技術がしっかりと残っています。現在でも日本の花火の70%以上は岡崎で開発、生産されています。この地方では最新のデザインの花火を見ることができ、岡崎の花火大会は最新作の発表会にもなっています。そしてここで評価された花火は買い付けられ、翌年日本各地の夜空を飾ることになるのです。

もちろん火薬を扱う仕事は危険を伴い、爆発事故も起こらないわけではありません。花火製造工場はたいてい保険に入っているものの、多くの場合は補償は最低限のものでしかありません。爆発事故は2、30年に一回ぐらい起こるようで、花火工場は古くてもせいぜい3、40年の古さです。要するに、もし爆発で工場が吹き飛んでしまったら、別の会社として新たに始める方がむしろ安いからです。そして他の多くの家族経営の会社と違って、花火工場の経営者は会社のすぐ近くに住みたがりません。

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