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鵜飼い
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| 夜の帳が下りる中、上流へ
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鵜飼いは1300年ほど昔から行われている日本の伝統漁法のひとつです。非常に情緒溢れる独特の漁法ですが、決して生産性は高いとは言えず、現在では一部の限られた地域で観光目的を主として行われています。夕闇に包まれる頃小船で川面に漕ぎ出し、揺れるかがり火を眺めながら古式ゆかしい風情をお楽しみ下さい。
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| 鵜匠と仲乗
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鵜飼いの歴史は地域によって異なりますが、平安時代(794-1185)から江戸時代(1603-1868)には一般的なものでした。織田信長は鵜匠を鷹匠に準じて禄を給して保護をし、徳川幕府もまた鵜飼いの保護政策をとりました。
鵜匠は代々世襲制で、親から子へと匠の技が引き継がれています。長良川の鵜飼いで獲れた鮎は天皇に献上され、鵜匠は宮内庁式部職鵜匠という肩書きを持っています。
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| 犬山城
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現在観光鵜飼いを見物できるのは全国14ヶ所で、東海近畿の代表的な場所は岐阜県岐阜市(長良川)、愛知県犬山市(木曽川)、京都府宇治市(宇治川)などです。
鵜飼いの方法
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| 鵜の口から獲物を取り出す
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鵜飼いは通常3人1組で行われます。その中心となる重要な役割を担っているのが鵜匠です。鵜匠は巧みな手綱さばきで鵜を操り、鵜に魚を捕らえさせます。残る二人は、中乗(なかのり)と艫乗(とものり)と呼ばれ、ごく稀にその他の人間が乗り合わせることもあります。
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| 獲物を追う鵜
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鵜飼いに用いられる小船は鵜船(うぶね)と呼ばれ、鵜がより簡単に魚を捕らえられる浅瀬に乗り入れられるよう、船底を平にするなど船体に工夫が施されています。全長はおよそ13mです。そして夜の帳が降りる頃、魚場に向けて川を遡って漕ぎ上がります(最近ではこの時に船外機を使うようになりました)。鵜船の船首では魚を誘き寄せるため篝火が焚かれ、それが川面に映えると実に幽玄な光景を見せます。より多くの魚を篝火の下に集めるため、船舷を櫂
で叩いたり、太鼓を打ち鳴らしたりします。
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船首に陣取る鵜
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魚場に鵜船が到着すると鵜匠の指示によって鵜は川に放たれます。それぞれの鵜は手綱で繋がれており、魚を獲ったものから順に船に引き戻されます。鵜は喉に詰まった魚を取り出されると、何度も繰り返し川に放たれますので、鵜匠は鵜の手綱が絡まらないように巧みな手さばきで手綱を操ります。手綱の先には小さな金属の輪が取り付けられており、その輪は鵜を繋ぎ止めると同時に、鵜が獲った魚を飲み込まないようにするための留め金にもなっています。またこの輪の大きさには細かい工夫があり、人間が調理して食するには小さ過ぎるサイズの魚は通り抜けて、鵜の胃袋に納まるようになっています。
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鵜匠
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鵜飼いには、通常茨城県の海岸で捕らえられた海鵜が利用されます。一般的には鵜の寿命は4−5年ですが、鵜飼いに使われる鵜は、鵜匠によって家族同然に手厚く世話をされますので、15年から20年生きます。
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鵜匠と中乗
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漁をする時の鵜匠の格好は、先祖代々今も変わらず昔ながらの独特の衣装を身に着けます。頭には、篝火の火の粉から髪の毛を守るため紺麻で出来た風折烏帽子(かざおりえぼし)をかぶり、作業衣も火の粉に強い紺麻製です。その上に前垂れ風の胸当てをまといます。腰にはわら製の腰蓑を巻き、素足に半足を履きます。
鵜飼いの締め括りには、6艘の鵜船が隊列を組んで魚を追いこむ「そうがらみ」が見られます。川上から川下へ一気に下りながら一斉に追い込むことで、魚を一網打尽にします。
写真はどれもクリックすると拡大されます
長良川鵜飼いのご案内:
時期と期間−鵜飼は毎年5月11日から10月15日まで、満月(仲秋の名月)と、増水の時を除いて毎日夜7時30分頃から。ただし観覧時刻は、河川の増水、魚の集散状態、日没等により漁場が変更され るため一定しません。予定時刻は、その日の新聞、ラジオ、または岐阜市鵜飼事務所、岐阜市観光コンベンション課でお尋ね下さい。
お問い合わせ・予約−お申し込みは岐阜市鵜飼事務所、お問い合わせは下記のところまで。
- 岐阜市鵜飼事務所
TEL(058)262-0104 岐阜市湊町1−2
- 岐阜市観光コンベンション課
TEL(058)265-4141 岐阜市神田町1丁目11
- 岐阜市観光協会
TEL(058)263-7291 岐阜市橋本町1丁目10(JR岐阜駅構内)
- 岐阜市観光案内所
TEL(058)262-4415 岐阜市橋本町1丁目10(JR岐阜駅構内)
犬山鵜飼いのご案内:
- 期間……………6月1日〜9月30日
- 乗合船料金……大人:2,500円〜(6月・9月)/大人:2,800円〜(7月・8月)
- 交通(うかい乗船場)……名鉄犬山遊園駅より徒歩で約2分
- 問い合わせ……犬山観光案内所 TEL0568-61-6000
- 乗船予約………日本ライン観光犬山橋営業所 TEL0568-61-0057
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